【調査】使っていないサブスクに年43,000円払っていた|値上げで増えた分が、まるごと消えている

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トレンドインサイト編集部(生活・お金担当)公開 2026.07.17出典:株式会社NilCraft「サブスク放置課金」調査(2026年5月14日発表)ほか

先月、光熱費の値上げで家計が年2〜4万円増えるという記事を書きました。ところが調べていくうちに、それとほぼ同額を「使ってもいないのに払い続けている」人が半数を超えるというデータに行き当たりました。

節約を頑張る前に、まず止めるだけで戻ってくるお金があるかもしれません。この記事では調査データを整理したうえで、あなたがいくら捨てているかをその場で計算できるツールを用意しました。

結論:半数以上が「使っていないサブスク」に課金していた

NilCraft調査(2026年5月14日発表・全国20〜59歳300名)

放置課金の経験者
53.0%
月あたりの損失
¥3,600前後
年間の損失
¥43,000前後

利用者300名のうち159名(53.0%)が「使っていないサブスクの料金を、気づかずに払い続けていた」と回答。うち22.0%は「何度も経験がある」と答えています。

値上げで増えた分が、まるごと消えている

ここで、当編集部が別途試算した光熱費の値上げ額と並べてみます。

📊 年間で見た「増えた負担」と「捨てている額」
光熱費の値上げ
4人家族・編集部試算
+¥24,000〜48,000
放置サブスク
NilCraft調査の平均
¥43,000
出典:放置サブスクはNilCraft調査(2026年5月14日)、光熱費は経済産業省・電気ガス料金支援の公表値をもとに当編集部試算

値上げで「増えた」額と、放置で「捨てている」額がほぼ同じです。これは重要な意味を持ちます。値上げは国際情勢が原因なので個人には止められませんが、放置サブスクは自分で止められるからです。

言い換えると、解約手続きをするだけで、値上げ分をまるごと相殺できる可能性があるということになります。

放置サブスクの年43,000円と光熱費値上げの年24,000〜48,000円を比較した図解
NilCraft調査と編集部試算をもとに作成

あなたはいくら捨てている?|30秒でわかる放置サブスク診断

契約しているサービスのうち、「ここ1か月使っていないもの」にチェックを入れてください。年間いくら捨てているかがその場で表示されます。

📝 ここ1か月「使っていない」ものにチェック

¥1,590
¥600
¥1,080
¥1,280
¥1,080
¥2,189
¥1,140
円/月
あなたが捨てている金額

¥0/年
月 ¥0/選択 0件
チェックを入れると、年間の損失額が表示されます。
※ 料金は2026年7月時点の各社公表値(税込)。プランにより異なります。「その他」は自己申告額で計算します。
📱 まず解約する各社の公式サイト「アカウント」ページから解約できます。使っているサービスを選んでください。
⚡ 固定費も見直すサブスクを止めたら、次は電気・ガス。値上げでいくら増えたか、乗り換えでいくら戻るかを試算できます。

なぜ気づかないのか|きっかけ1位は「明細の確認」

調査では、放置課金に気づいたきっかけの1位が「クレジットカード/銀行口座の明細を見返したとき」(28.3%)でした。つまり能動的に家計を見に行かない限り、気づけないということです。

サブスクが厄介なのは、金額が小さいことです。放置額で最も多い価格帯は「500〜1,000円未満」(26.4%)。1件なら月数百円なので、明細に紛れても違和感がありません。それが積み重なって年43,000円になります。

調査結果と解約導線の設計から見て、特に発見が遅れやすいのは次のパターンです。

  • 無料期間で登録したまま:見たい作品を1本見て、そのまま放置
  • キャンペーンで安く入った:割引期間が終わって通常価格になったことに気づかない
  • 家族が契約している:同じサービスを別々のアカウントで契約している
  • 年額プラン:月次の明細に出ないので発見が遅れる

止める順番|効果が大きい順に

放置サブスクを止めたら、次は固定費です。一度手続きすれば効果が続くものから順に手を付けるのが合理的です。

順番 やること 手間
1 放置サブスクの解約(年最大43,000円) 数分・即効
2 電気・ガスの契約見直し 初回のみ・工事不要
3 通信費(スマホ・回線)の見直し 初回のみ
4 食費の節約 毎日・継続必要

食費の節約が最後なのは、毎日の我慢が必要で続きにくいからです。それに対して1〜3は、一度やれば効果が続きます。値上げが国際情勢由来で止まらない以上、意志の力に頼らない削減から着手するのが現実的です。

よくある質問

Q. 契約中のサブスクを一覧で確認する方法は?
調査で最も多かったきっかけは「クレジットカード/銀行口座の明細の確認」(28.3%)です。加えて、iPhoneは「設定→Apple ID→サブスクリプション」、Androidは「Google Play→定期購入」、Amazon課金は「アカウントサービス→定期購読」から、その経路で契約中のものを一覧できます。
Q. 解約したのに請求が続いています
解約したつもりでも、アプリを消しただけでは課金は止まりません。課金経路(Web/Apple/Google/Amazon)ごとの管理画面で「次回更新日が表示されていないこと」を確認してください。詳しい確認手順はこちらの記事でまとめています。
Q. 年額プランは損ですか?
使っていれば年額プランの方が割安です。ただし月次の明細に出ないため、放置に気づきにくいという弱点があります。年額プランは「更新日をカレンダーに登録しておく」のが確実です。
Q. サブスクを解約したら、次に何をすべき?
電気・ガスの見直しが次点です。2026年は政府の補助が7〜9月使用分のみに限定され、再エネ賦課金も4.18円/kWhへ上昇しました。ご自身の負担増と削減見込みは光熱費値上げ計算機で試算できます。

まとめ

  • 53.0%が放置課金を経験:300名中159名。22.0%は「何度も経験がある」
  • 損失は月約3,600円・年約43,000円:最多の価格帯は「500〜1,000円未満」
  • 光熱費の値上げ分とほぼ同額:年2.4〜4.8万円の負担増を相殺できる規模
  • 気づくきっかけ1位は明細の確認(28.3%):能動的に見に行かないと気づけない
  • 止める順番は「サブスク→光熱費→通信費→食費」:意志の力に頼らない順に

値上げは止められません。でも、払わなくていいものを払うのをやめることは、今日できます。

出典・データについて
放置課金に関する数値は、株式会社NilCraft「サブスクリプションサービスの放置課金に関する調査」(2026年5月14日発表/全国20〜59歳の男女300名・インターネット調査)に基づきます。
サブスク料金は2026年7月時点の各社公表値(税込)です。プラン・契約時期により異なる場合があるため、最終確認は各公式サイトでお願いします。
光熱費の値上げ額は、経済産業省(再エネ賦課金2026年度単価)および電気・ガス料金支援の公表値をもとにした当編集部試算です。
本記事の診断結果は目安であり、実際の金額を保証するものではありません。

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