VOD値上げの現在地2026|上がったサービス・据え置きサービス・10月の注意点

動画・エンタメ

✍️ トレンドインサイト編集部|カテゴリ:動画・エンタメ|2026年8月4日公開

出典:NTTドコモ公式プレスリリース(2025年12月)・Hulu公式お知らせ(2026年)・Netflix公式サイト・Amazon公式サイト

2026年、動画配信サービス(VOD)の値上げが相次いでいる。Leminoは2月に+550円、HuluとDisney+のセットプランは5月に値上げ済み、Hulu単体は10月に改定される。ただしHuluの10月改定は毎月400円相当のポイントが付く「サービス改定」で、しかも対象外になる契約が多数ある。一方でNetflixは日本では据え置き、Amazon Primeも現状変化なし。「どれが上がって、どれが上がっていないか」が分かりにくくなってきた。

複数サービスを掛け持ちしている人は、意識しないうちに年間数千円の負担増になっているケースがある。この記事では各サービスの現行料金・値上げ時期・値上げ幅を編集部が公式情報をもとに整理し、掛け持ちコストの試算も行う。

📋 この記事でわかること

  • 2026年に値上げしたVODサービスと値上げ幅の一覧
  • 2026年10月以降に予告されている値上げの詳細
  • NetflixとAmazon Primeが現状維持の理由と今後の見通し
  • 掛け持ちユーザーの年間コスト試算(Lemino+Hulu+Netflix例)
  • コスト削減の選択肢と「解約すべきか」の判断軸

2026年に値上げ済みのサービス

① Leminoプレミアム(2026年2月〜)

NTTドコモが運営する「Leminoプレミアム」は、2026年2月1日から料金を改定した。編集部がドコモの公式プレスリリース(2025年12月1日付)を確認したところ、以下の変更が確定している。

Leminoプレミアム 料金改定(2026年2月〜)

直接契約(Web・ドコモショップ): 月額 990円 → 1,540円(+550円)
App Store / Google Play 経由: 月額 990円 → 1,650円(+660円)
値上げ理由: 配信コンテンツの拡充および会員向けサービス充実のため

月額+550円は年間換算で+6,600円。テレビ系コンテンツの充実が値上げ理由とされているが、実質的な負担増としては大きい部類に入る。

② Hulu | Disney+セットプラン(2026年5月〜)

HuluとDisney+の合算セットプランも2026年5月1日に値上げされた。

Hulu|Disney+セットプラン 料金改定(2026年5月〜)

スタンダード: 月額 1,690円 → 1,890円(+200円)
プレミアム: 月額 1,990円 → 2,150円(+160円)

2026年10月に値上げ予定のサービス

③ Hulu単体(2026年10月〜)

編集部がHulu公式のお知らせ(2026年7月1日付「Hulu サービス改定に伴う月額利用料金改定のお知らせ」)を直接確認したところ、2026年10月1日から単体プランの料金が改定される。ただし、これは単純な値上げではなく「ポイント付き月額料金」への切り替えという位置づけになっている。

⚠️ 2026年10月1日〜 サービス改定

Hulu単体: 月額 1,026円 → 1,320円(+294円)
iTunes / Google Play / Amazonアプリ内決済: 1,450円(改定前のiTunes決済は1,050円)
いずれも毎月400ポイント(400円相当)の期間限定ポイント付き

ここが判断の分かれ目になる。月額は294円上がるが、400円相当のポイントが毎月つくため、額面だけ見れば差し引きプラスに見える。ただしこのポイントは使い道が限られる。レンタル・購入作品、電子コミック、音楽ライブの支払いにしか使えず、見放題の月額には充当できない。有効期限も付与日から90日で、繰り越しもできない。

つまり、Huluで都度課金を使う人には実質的な負担減、見放題しか使わない人には純粋な月294円の値上げになる。自分がどちらかで評価が逆になるため、ここは一度確認しておきたい。

📌 見落としやすい:改定の対象外になる契約が多い

公式のお知らせには、今回の改定対象外となる契約が列挙されている。該当する場合は手続き不要で1,026円のまま据え置きとなる(ただし400ポイントの付与も対象外)。

据え置きになる主な契約

Hulu | Disney+ セットプラン/Huluチケットでの支払い/各オプションサービス経由(楽天モバイル・mineo・BB.excite・eo・IIJmio・BBIQ・メガエッグ・コミュファ光・近鉄ケーブルネットワーク・ブロードワイマックス)/ケーブルテレビ決済

格安SIMや光回線のオプションとしてHuluを契約している人は、この一覧に自分の事業者が入っていないか確認しておきたい。入っていれば10月以降も料金は変わらない。

対象になる場合の適用時期は、2026年10月1日以降に到来する最初の請求日から。ただしiTunes決済は10月28日以降、Google Play決済は10月31日以降の最初の請求日からとなる。解約や変更を考えるなら、自分の請求日を基準に9月中に判断しておくのが安全だ。

据え置きのサービス(2026年時点)

Netflix(据え置き)

Netflixは2026年時点で日本市場の料金を変更していない。2026年3月に米国向けの値上げを実施したが、日本は対象外だった。現行料金は以下の通り。

  • 広告付きスタンダード: 890円/月
  • スタンダード: 1,590円/月
  • プレミアム: 2,290円/月

過去の改定サイクルから見ると次の改定は2027年前後が想定されるが、公式には未発表。

Amazon Prime(2023年以降変動なし)

  • 月額: 600円
  • 年額: 5,900円(月換算約492円)

直近の値上げは2023年8月で、その後変動なし。動画に加えて配送・音楽・読書などの特典込みのため、VOD専用サービスと単純比較はできない。

U-NEXT(据え置き)

  • 月額: 2,189円(ワンプランのみ)
  • App Store / Google Play 経由: 2,400円

U-NEXTは高単価ながら見放題タイトル数が多く、電子書籍のポイント付与もある。値上げは現時点でアナウンスなし。

📊 2026年現在のVOD料金比較

月額料金(税込)— 各社通常プラン

U-NEXT
2,189円(据え置き)
Hulu|D+ プレミアム
2,150円(5月+160円↑)
Netflix プレミアム
2,290円(据え置き)
Hulu|D+ スタンダード
1,890円(5月+200円↑)
Lemino
1,540円(2月+550円↑)
Hulu単体(10月〜)
1,320円(10月+294円↑予定)
Netflix スタンダード
1,590円(据え置き)
Netflix 広告付き
890円(据え置き)
Amazon Prime
年額5,900円(月換算492円)

掛け持ちユーザーのコスト試算:年間でいくら増えたか

典型的な「Lemino + Hulu + Netflix スタンダード」の3本立てで試算する。

【試算】Lemino + Hulu + Netflix スタンダード

2025年時点: 990 + 1,026 + 1,590 = 3,606円/月(年間43,272円)
2026年2月〜(Lemino改定後): 1,540 + 1,026 + 1,590 = 4,156円/月
2026年10月〜(Hulu改定後): 1,540 + 1,320 + 1,590 = 4,450円/月(年間53,400円)
年間差額: 53,400 – 43,272 = +10,128円(前年比+23.4%)

3サービスの掛け持ちで年間1万円超の増加になる計算だ。値上げされたのは3本中2本だが、総コストへの影響は「物価が2割上がった」水準に相当する。

※この試算はHuluの400ポイントを考慮していない金額ベースの比較。ポイントをレンタルや電子コミックで毎月使い切る場合、実質的な増加額はこれより小さくなる。

✍️ 編集部の見解:「どれを残すか」の判断軸

VODの値上げが続く中で、「全部残す」か「絞り込む」かの判断が必要になってきた。編集部が整理した判断軸は以下の3点だ。

①「月に何時間使っているか」で費用対効果を計算する
Leminoが月1,540円なら、月30時間使えば1時間あたり約51円。月3時間しか使っていないなら1時間約513円になる。使用頻度が低いサービスから先に見直す。

②「このサービスでしか見られないもの」があるか確認する
独占配信コンテンツ(オリジナル作品・スポーツ中継・特定ドラマ)の有無が最大の判断基準になる。複数サービスで同じコンテンツを配信しているなら、安い方を残せばよい。

③ Netflixの「据え置き」は当面続く可能性が高い
過去の改定サイクル(2018→2021→2024が米国、日本はさらに遅れてきた)を踏まえると、2026年中の日本値上げは想定しにくい。コスト最適化の軸として「Netflix継続・他サービスを精査」という方向性は現実的だ。

よくある質問

▶ Q. Huluの値上げ(10月)は既存ユーザーも対象ですか?
対象になる契約であれば、既存ユーザーも2026年10月1日以降に到来する最初の請求日から1,320円に変わります(iTunes決済は10月28日以降、Google Play決済は10月31日以降の最初の請求日から)。アプリ内決済の場合は1,450円です。ただしHulu | Disney+ セットプラン、Huluチケットでの支払い、楽天モバイル・mineo・BB.excite・eo・IIJmioなどのオプションサービス経由、ケーブルテレビ決済は対象外で、手続きなしに1,026円のまま据え置きになります(その代わり400ポイントの付与もありません)。自分の契約経路をまず確認してください。
▶ Q. ABEMAプレミアムは値上げしていますか?
ABEMAプレミアムの現行料金は月額960円(税込)で、2026年時点では値上げの発表はありません。スポーツ中継(サッカーW杯予選・将棋など)に強みがあり、コストパフォーマンスは比較的高い水準を維持しています。
▶ Q. Amazon Primeを動画専用として使うのはお得ですか?
年額5,900円(月換算492円)はVOD専用サービスと比べて圧倒的に安いですが、Prime Videoの見放題タイトルはNetflixやU-NEXTより少ない傾向があります。Amazonで買い物をする人には配送特典と合わせてコスパが良い選択肢です。動画だけを目的にする場合は、見たいタイトルが揃っているか確認してから加入することをおすすめします。
▶ Q. Netflixはいつ値上げされる可能性がありますか?
公式には未発表です。2026年3月に米国向けの値上げがあり日本は対象外でした。日本では2023年1月に値上げがあり、過去の傾向から次回は2027年前後が想定されますが、Netflixが公式に発表するまで確定情報ではありません。
▶ Q. 複数のサービスを節約するには何から始めればいいですか?
まず「過去1か月間で実際に使ったサービス」を確認するところから始めてください。使っていないサービスから解約するのが最も確実な節約方法です。次に「このサービスでしか見られないコンテンツ」の有無を確認し、独占コンテンツがないサービスは安い代替に切り替えを検討します。サブスクの見直し方についてはサブスク放置課金の見直し方も参考にしてください。

まとめ

  • 値上げ済み:Leminoプレミアム(2月・+550円)、Hulu|Disney+セット(5月・+160〜200円)
  • 10月に改定:Hulu単体 1,026円→1,320円(+294円)。ただし毎月400円相当のポイント付き。都度課金を使う人は実質負担減、見放題しか使わない人は純粋な値上げ
  • Huluは対象外の契約が多い:Disney+セット・Huluチケット・楽天モバイル/mineo/BB.excite/eo/IIJmio等のオプション経由・ケーブルテレビ決済は据え置き(ポイント付与も対象外)
  • 据え置き:Netflix・Amazon Prime・U-NEXT(2026年時点)
  • 3サービス掛け持ちでの年間増加額は最大+10,128円(前年比+23.4%)
  • Netflixは日本市場で据え置きを継続中。コスト最適化の軸にしやすい
  • 判断軸は「月何時間使うか」「このサービスだけのコンテンツがあるか」の2点
  • 掛け持ち試算はポイントを考慮していない。Huluの400ポイントを毎月使い切るなら年間4,800円分が戻る計算になる

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※出典・免責:
・NTTドコモ「『Leminoプレミアム』のご利用料金を改定」2025年12月1日プレスリリース
・Hulu公式「Hulu サービス改定に伴う月額利用料金改定のお知らせ」2026年7月1日付(編集部が直接確認)
・Netflix公式サイト(2026年8月時点料金)
・Amazon公式サイト(Amazonプライム料金ページ、2026年8月時点)
【免責】本記事は公表されている情報をもとに編集部が整理したものです。料金は改定される場合があります。最新情報は各サービスの公式サイトでご確認ください。

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