【2026年版】固定費見直しの完全マップ|電気・ガス・サブスク・スマホ代を「効く順番」で下げる

お金・制度
TI
トレンドインサイト編集部(生活・お金担当)
公開 2026.07.20
更新 2026.07.28
出典:帝国データバンク/総務省「家計調査」/NilCraft調査 ほか

本記事はプロモーション(PR)を含みます。

当編集部ではこの数週間、食品の値上げ・放置サブスク・電気ガス補助の終了・スマホ代・水道料金と、家計を圧迫する固定費のニュースを1つずつ追いかけてきました。この記事はその総まとめです。

結論から言うと、固定費の見直しはやる順番で結果が大きく変わります。頑張って食費を切り詰める前に、「一度やれば毎月効果が続くもの」から片づけるのが正解です。

結論:値上げには「固定費の見直し順」で対抗する

家計をめぐる数字(2026年7月時点)
9月の食品値上げ
3,029品目(今年最多)
放置サブスクの平均
年43,000
スマホ代の払いすぎ
年24,000〜30,000

値上げは止められませんが、サブスクとスマホ代だけで年7万円前後は使い方を変えずに取り返せます。さらに電気・ガスは10月に政府補助が終了するため、夏のうちの見直しが効きます

見直す順番は「効果 × 手間」で決める

固定費見直しの鉄則はシンプルで、「手間が少なく、効果が大きいものから」です。多くの人が失敗するのは、いちばん手間がかかって効果が小さい「食費の節約」から始めてしまうからです。

編集部が扱ってきたテーマを、効果額・所要時間・効果の持続性で並べるとこうなります。

順番 項目 年間の効果目安 所要時間 効果の持続
STEP1 サブスクの棚卸し 最大 43,000円 10分 ◎◎
STEP2 電気・ガスの契約確認 世帯により変動 30分 ◎◎
STEP3 スマホ代の見直し 24,000〜30,000円 1時間 ◎◎
STEP4 食費は「防衛」に切り替え 値上げ分の抑制 毎日
番外 水道料金 削減不可

効果額は各調査の平均値・公表値に基づく目安。◎◎=一度の手続きで毎月効果が続く/△=続けないと効果が消える

固定費見直しの順番図解。①サブスク棚卸し年43,000円 ②電気・ガス見直し ③格安SIM乗り換え年24,000〜30,000円
各調査データをもとに編集部が作成。効果額は世帯構成・契約内容により変わります

ここからは、優先度の高い順に「今日できること」を整理します。

STEP1|サブスクの棚卸し(所要10分・今日できる)

最初にやるべきは、口座・カード明細を開いて「使っていないのに引き落とされているもの」を止めることです。調査では、使っていないサブスクに払っている額は平均で年43,000円。値上げで増えた食費分が、まるごと消えている計算です。

やり方はシンプルです。

  • ①明細を3か月分さかのぼる:毎月・毎年の定期課金だけを拾い出します。年払いのものは1〜2か月見るだけでは見つかりません
  • ②「先月使ったか」だけで判定する:「そのうち使う」は使わないサインです。迷ったら止める。必要になれば再契約できます
  • ③解約の導線が深いものから着手する:解約ページが分かりにくいサービスほど、放置されている確率が高い傾向があります

とくに見落とされやすいのが、アプリストア経由の課金(iPhoneならApple ID、AndroidならGoogle Play)と、キャリア決済でまとめられている分です。銀行明細だけを見ていると、この2つは「サービス名」ではなく決済事業者名で表示されるため気づけません。

👉 詳しくは:【調査】使っていないサブスクに年43,000円払っていた(放置サブスク診断つき)

STEP2|電気・ガスの契約確認(所要30分・10月までが勝負)

電気・ガスの政府補助は2026年7〜9月分で終了し、10月以降は補助のない請求に戻ります。さらに11月からは再エネ賦課金の上乗せも復活するため、「今の契約のままでいくら増えるか」を知っておくことが先決です。

ここで重要なのは、いきなり乗り換え先を探さないことです。順番はこうなります。

  • ①現状を数字で把握する:検針票かWeb明細で、直近12か月の使用量(kWh・m³)を確認します。金額ではなく使用量が基準です
  • ②補助終了後の請求額を試算する:同じ使用量で、補助がなくなるといくらになるかを出します
  • ③そのうえで比較する:使用量が分かって初めて、どの料金プランが有利かを判断できます。使用量が少ない世帯は、乗り換えても効果が小さいこともあります

編集部の計算機を使えば、家族構成と契約内容から負担増と取り返せる額を30秒で試算できます。

30秒で試算

補助終了後、あなたの家の電気・ガス代はいくら増える?

👉 補助終了の詳細:電気・ガス補助、10月で終了|11月からの上乗せ復活まで解説

STEP3|スマホ代の見直し(所要1時間・効果は毎月続く)

大手4キャリアの平均は月4,420円、格安SIMなら30GBでも月2,068円。差は月2,000円超、年にすれば24,000〜30,000円です。使い方は変えなくていい、というのがポイントです。

それでも乗り換えが進まない理由は、たいてい次の3つの不安です。

  • 「速度が落ちるのでは」:昼休みなど混雑時間帯に差が出るのは事実です。ただし動画視聴やSNS中心の使い方なら、実用上の差を感じない人が多数です
  • 「手続きが面倒では」:MNPワンストップに対応した事業者同士なら、転出手続きなしで乗り換えが完結します。実作業は1時間程度です
  • 「キャリアメールが使えなくなる」:有料でメールアドレスを持ち出せる仕組みが各社にあります。まずどのサービスの登録に使っているかを洗い出すのが先です

いきなり乗り換えなくても、いまのキャリア内で料金プランを見直すだけで下がるケースもあります。データ使用量が契約プランより大幅に少ないなら、そこが最初の一手です。

👉 タイプ別の見直し方診断:スマホ代、平均より払いすぎ?タイプ別に選ぶ格安SIMの見直し方

STEP4|食費は「削る」より「防衛」(値上げを知って先回り)

食費の節約は毎日手間がかかるわりに、効果が小さくストレスが大きい領域です。優先すべきは切り詰めることではなく、何がいつ上がるかを知って、上がる前に買う・代替品に切り替えるという防衛です。9月は3,029品目と今年最多の値上げが控えています。

具体的には、値上げ発表から実施までの1〜2か月のタイムラグを使います。保存の効く品目(調味料・乾物・レトルト・飲料)に絞って、値上げ前にまとめ買いしておく。生鮮品は買いだめできないので、対象外と割り切ります。

👉 値上げ品目の詳細:9月の値上げ3,029品目は今年最多|家計はいくら増える?

番外|乗り換えができない固定費もある

ここまでの4ステップは「契約を変えれば下がる」ものでしたが、水道料金だけは例外です。水道事業は自治体の地域独占であり、契約先を選べません。

そして2026年は、松本市が平均20.11%、秩父地域が36.1%(答申は51%)といった改定が相次いだ年でもあります。EY Japanらの推計では、2046年度までに全国の水道事業者の約96%で値上げが必要とされています。

下げられない固定費がある以上、下げられる固定費で取り返すしかない——これが、STEP1〜3を優先すべき最大の理由です。

👉 詳しくは:水道代の値上げマップ|電気・ガスより見落とされがちな公共料金

やってはいけない見直し

最後に、逆効果になりやすいパターンを挙げておきます。

  • 保険を最初に見直す:金額は大きいのですが、判断に必要な知識が多く、時間がかかります。手間の少ないSTEP1〜3を終えてからで十分です
  • 使用量を把握せずに乗り換える:電気もスマホも、「今いくら使っているか」が分からないまま乗り換えると、かえって高くなることがあります
  • 全部を一気にやろうとする:1日で終わらせようとすると、たいてい最初の1つで止まります。10分で終わるSTEP1だけを今日やる、が正解です
  • 食費から手をつける:毎日の努力が必要なわりに効果が続きません。固定費を先に片づけた方が、同じ労力で何倍も効きます

よくある質問

▶ Q. どれか1つだけやるなら、何をやるべきですか?
サブスクの棚卸し(STEP1)です。所要10分で、効果は毎月続きます。カードと銀行の明細を3か月分さかのぼって、定期課金だけを拾い出し、「先月使っていないもの」を止めてください。放置サブスクの平均は年43,000円という調査結果があります。
▶ Q. 電気・ガスの見直しは10月を過ぎたら手遅れですか?
手遅れではありません。ただし補助がある間に現状を把握しておいた方が判断しやすいのは確かです。補助が切れてから請求額を見て慌てるより、いま「補助がなくなるといくらか」を試算しておけば、上がってから動くのではなく先回りして動けます。
▶ Q. 格安SIMに乗り換えると、本当に年3万円も下がりますか?
現在の契約内容によります。大手キャリアで大容量プランを契約しているのに実際は月数GBしか使っていない、というケースでは差が大きく出ます。逆にすでに割引を重ねている場合や、家族割・光回線とのセット割が効いている場合は差が縮みます。まず直近3か月のデータ使用量を確認するところから始めてください。
▶ Q. 家族が多いほど、固定費見直しの効果は大きいですか?
スマホ代は人数分の効果が出るため、家族が多いほど有利です。一方でサブスクは家族で共有できるプランがあるものも多く、個別契約が重複していないかの確認が効きます。電気・ガスは使用量が多い世帯ほど、料金プランの差が金額に反映されやすくなります。
▶ Q. 見直しの効果はどう管理すればいいですか?
浮いた分を「なんとなく生活費に溶かさない」ことが最大のポイントです。固定費を月5,000円下げたら、同額を別口座や積立に自動で振り替える設定を同時にしてしまうのが確実です。手取りが変わらないまま、貯蓄だけが増える形になります。

まとめ:固定費は「一度やれば毎月効く」

  • 順番が9割:サブスク(10分)→ 電気・ガス(30分)→ スマホ(1時間)→ 食費は防衛
  • サブスク+スマホだけで年7万円前後を、使い方を変えずに取り返せる
  • 電気・ガスは10月の補助終了前に現状把握を。負担増は計算機で30秒試算
  • 水道のように下げられない固定費もある。だからこそ下げられる項目で取り返す
  • 逆効果なのは保険から始める・使用量を知らずに乗り換える・全部一気にやる・食費から手をつけるの4つ
  • 節約の頑張りどころは変動費ではなく固定費。一度の手続きで効果が毎月続く

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※各金額は出典調査の平均値・公表値に基づく目安です。実際の削減額は世帯構成・契約内容により変わります。料金・制度は必ず最新の公式情報をご確認ください。

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